「タイ旅行3泊4日でいくら必要なんだろう?」と悩んでいませんか?初めてのタイ旅行では、物価や相場が分からず、予算計画に不安を感じるのは当然です。
この記事では、実際にタイを10回以上訪れた経験と2025年5月最新の物価情報を基に、リアルな費用相場から賢い節約術まで詳しく解説します。読み終える頃には、あなたの予算に合わせた最適なタイ旅行プランが立てられるようになります。
タイ旅行3泊4日の費用はいくら?総額の目安と相場
タイ旅行3泊4日の費用は、旅行スタイルや時期によって大きく変わります。ここでは、実際の相場感と費用を左右する要因について詳しく見ていきましょう。
3泊4日の総費用は1人あたり9万円〜15万円が相場
タイ旅行3泊4日の総費用は、1人あたり9万円〜15万円が相場です。この金額幅は、主に以下の3つの要因によって決まります。
まず、最安値の9万円プランでは、LCC利用、ゲストハウス宿泊、屋台中心の食事など、節約を意識した選択が中心となります。一方、平均的な12万円プランでは、レガシーキャリアの航空券、中級ホテル、レストランと屋台をバランス良く利用する快適な旅行が可能です。
15万円以上のプランになると、ビジネスクラス利用や5つ星ホテル宿泊、高級レストランでの食事など、贅沢な体験が含まれます。2025年5月時点の為替レート(1バーツ=約4.2円)を考慮すると、円安の影響で以前より10〜15%程度費用が上昇している点も覚えておきましょう。
どのプランを選ぶかは、あなたの旅行の目的と優先順位次第です。初めてのタイ旅行なら、10〜12万円の標準プランがバランスが良くおすすめです。
旅行スタイル別の費用目安(節約型・標準型・贅沢型)
それでは、3つの旅行スタイル別に具体的な費用を見ていきましょう。
旅行スタイル | 総額目安 | 主な特徴 | 1日あたり |
---|---|---|---|
節約型 | 7〜9万円 | LCC・ゲストハウス・屋台中心 | 約2万円 |
標準型 | 10〜13万円 | 通常航空券・中級ホテル・バランス型 | 約3万円 |
贅沢型 | 14万円以上 | ビジネス・高級ホテル・レストラン中心 | 約4万円〜 |
節約型(7〜9万円)は、学生や若い世代に人気です。エアアジアやスクートなどのLCCを利用し、カオサン通り周辺のゲストハウスに宿泊。食事は屋台やフードコートが中心で、観光は公共交通機関を駆使します。
標準型(10〜13万円)は、最も選ばれるプランです。JALやタイ国際航空の直行便、BTSアクセスの良い3〜4つ星ホテル、屋台とレストランを使い分ける食事スタイル。マッサージや買い物も適度に楽しめます。
贅沢型(14万円以上)は、時間と快適さを重視する方向けです。ビジネスクラス利用、マンダリンオリエンタルなどの5つ星ホテル、有名レストランでの食事、プライベートツアーなど、ストレスフリーな旅行が実現できます。
カップル・家族・一人旅での費用の違い
旅行の人数構成によっても、1人あたりの費用は大きく変わります。それぞれの特徴と注意点を見ていきましょう。
カップル(2人旅行)の場合、ホテル代を2人でシェアできるため、1人あたりの宿泊費が約30〜40%節約できます。標準的なプランで1人あたり9〜11万円程度に抑えられることが多いです。タクシー代もシェアできるため、移動も効率的です。
家族4人(大人2人+子供2人)では、子供料金の適用により総額を抑えられます。12歳未満の子供は航空券が大人の75%程度、ホテルは添い寝なら無料の場合も。ただし、食事や観光地での子供向けサービスが必要になるため、1人あたり8〜10万円を見込んでおきましょう。
一人旅は最も割高になりやすく、標準プランで11〜14万円程度必要です。ホテル代を1人で負担し、タクシー代もシェアできません。ただし、ゲストハウスのドミトリーを利用したり、現地ツアーに参加して他の旅行者と行動を共にすることで、費用を抑えることも可能です。
次のセクションでは、これらの総額がどのような内訳になっているのか、項目別に詳しく解説していきます。
タイ旅行3泊4日の費用内訳を詳しく解説
タイ旅行の総費用を理解したところで、次は具体的な内訳を見ていきましょう。各項目の相場を知ることで、自分なりの予算配分が可能になります。
航空券代(4万円〜9万円)
タイ旅行の費用で最も大きな割合を占めるのが航空券代です。選ぶ航空会社や時期によって、価格は大きく変動します。
LCC(格安航空会社)なら、エアアジアやスクートで往復4〜6万円程度。ただし、機内食や受託手荷物は別料金で、深夜早朝便が多いのが特徴です。一方、JALやタイ国際航空などのレガシーキャリアは6〜9万円程度ですが、快適性とサービスは格段に上です。
時期による価格差も重要です。年末年始やGW、お盆は通常の1.5〜2倍に跳ね上がります。逆に5〜6月、9〜10月の閑散期なら、レガシーキャリアでも5万円台で購入できることもあります。
また、直行便と経由便でも価格差があります。中国系航空会社の経由便なら3万円台もありますが、乗り継ぎ時間を含めると移動に丸1日かかることも。3泊4日の短期旅行なら、時間を有効活用できる直行便がおすすめです。
宿泊費(1.5万円〜4.5万円)
バンコクの宿泊費は、エリアとグレードによって大きく異なります。3泊分の合計で見ていきましょう。
ゲストハウス・ホステル(1泊500〜1,500バーツ)なら、3泊で1.5〜2万円程度。カオサン通り周辺に多く、若い旅行者に人気です。個室もありますが、エアコンやホットシャワーの有無は要確認です。
中級ホテル(1泊2,000〜4,000バーツ)は、3泊で2.5〜3.5万円が相場。スクンビットやシーロムエリアの3〜4つ星ホテルがこの価格帯です。朝食付き、プール付きも多く、コスパが良いのが特徴です。
高級ホテル(1泊5,000バーツ以上)では、3泊で4.5万円以上となります。マンダリンオリエンタルやペニンシュラなどの5つ星ホテルは、サービスも設備も最高級。特別な旅行なら、1泊くらいは贅沢してもよいでしょう。
食費(1.2万円〜3万円)
タイの魅力の一つが、安くて美味しい食事です。1日3食×4日間の食費を計算してみましょう。
屋台中心なら、1食50〜100バーツ(約210〜420円)。パッタイやカオマンガイなど、定番料理が楽しめます。1日300バーツ×4日で約5,000円程度と驚きの安さです。
ローカルレストランでは、1食150〜300バーツ(約630〜1,260円)。エアコンの効いた店内で、より多彩なメニューが楽しめます。1日600バーツ×4日で約1万円が目安です。
高級レストランは1食500バーツ以上(約2,100円〜)。有名シェフの店や高層階のレストランなど、雰囲気も料理も一流です。毎食このレベルだと、4日間で3万円を超えることもあります。
現実的には、朝は屋台、昼はフードコート、夜はレストランというように使い分けることで、1日500〜800バーツ(約2,100〜3,360円)程度に収まります。
現地交通費(8,000円〜1.5万円)
バンコクの交通手段は多様で、使い方次第で費用は大きく変わります。
BTS(スカイトレイン)・MRT(地下鉄)は、1回15〜60バーツ(約63〜252円)。主要観光地へのアクセスも良く、渋滞知らずで時間も読めます。1日5〜6回乗っても300バーツ程度です。
タクシーは初乗り35バーツ(約147円)と安いですが、渋滞時は料金がかさみます。空港から市内まで300〜400バーツ、市内移動は100〜200バーツが目安です。
配車アプリ(Grab)は、事前に料金が分かり安心です。タクシーより1〜2割高いですが、ドライバーとの交渉が不要で、行き先も自動で伝わります。
空港送迎を含めた4日間の交通費は、公共交通機関中心なら8,000円程度、タクシー・Grab併用で1.2〜1.5万円を見込んでおきましょう。
観光・アクティビティ費用(1.2万円〜3万円)
タイ旅行の醍醐味である観光やアクティビティ。人気スポットの入場料を確認しておきましょう。
観光地・アクティビティ | 料金(バーツ) | 日本円換算 | 所要時間 |
---|---|---|---|
王宮(ワット・プラケオ) | 500 | 約2,100円 | 2〜3時間 |
ワット・ポー(涅槃仏) | 200 | 約840円 | 1〜2時間 |
ワット・アルン(暁の寺) | 100 | 約420円 | 1時間 |
アユタヤ日帰りツアー | 1,500〜2,500 | 約6,300〜10,500円 | 終日 |
ニューハーフショー | 800〜1,500 | 約3,360〜6,300円 | 2時間 |
主要3寺院を巡るだけなら800バーツ(約3,360円)程度ですが、アユタヤツアーやショーを追加すると、すぐに1万円を超えます。優先順位を決めて、計画的に回りましょう。
その他の費用(Wi-Fi・保険・お土産など)
見落としがちですが、意外とかさむのがその他の費用です。
SIMカード・Wi-Fiは、空港で購入できる旅行者向けSIMカードが8日間で299バーツ(約1,260円)。データ無制限プランもあり、SNS投稿も気兼ねなくできます。
海外旅行保険は、3泊4日で2,000〜4,000円程度。クレジットカード付帯保険もありますが、補償内容は要確認です。医療費が高額になることもあるので、保険は必須です。
お土産代は人それぞれですが、5,000〜20,000円が一般的。タイシルクやお菓子、雑貨など、魅力的な商品が多いので、予算は多めに確保しておきましょう。
マッサージ・スパは外せません。タイ式マッサージは1時間300〜500バーツ(約1,260〜2,100円)、高級スパは2,000バーツ以上。日本の1/3以下の価格で本場の技術を体験できます。
タイの物価は日本の何分の1?現地での費用感覚
タイの物価を日本と比較することで、現地でのお金の使い方がイメージしやすくなります。実際の価格差を見ていきましょう。
食事の物価比較(屋台・レストラン・高級店)
タイの食事代は、場所によって日本との価格差が大きく異なります。
屋台料理は、日本の1/3〜1/4の価格です。パッタイ50バーツ(約210円)、ガパオライス60バーツ(約252円)など、日本なら600〜800円する料理が格安で楽しめます。しかも味は本場仕込みで本格的です。
ローカルレストランでは、日本の1/2〜2/3程度。トムヤムクン200バーツ(約840円)、グリーンカレー150バーツ(約630円)など、日本のタイ料理店と比べると半額以下です。エアコンの効いた清潔な店内で、ゆっくり食事が楽しめます。
高級レストランになると、日本の7〜8割程度まで差が縮まります。コース料理2,000バーツ(約8,400円)など、日本と大差ない価格帯も。ただし、サービスの質や雰囲気を考えると、十分にお得感があります。
交通機関の料金一覧(BTS・MRT・タクシー・トゥクトゥク)
バンコクの交通機関は、日本と比べて圧倒的に安いのが特徴です。
交通機関 | 料金 | 日本との比較 |
---|---|---|
BTS・MRT | 15〜60バーツ | 日本の地下鉄の1/3〜1/4 |
タクシー(初乗り) | 35バーツ | 東京の初乗りの1/6 |
バス | 8〜25バーツ | 日本の路線バスの1/10 |
トゥクトゥク | 60〜200バーツ | タクシーの2〜3倍(交渉制) |
特にお得なのがBTS・MRTの1日券(140バーツ=約590円)。日本の地下鉄1日券の1/4程度の価格で、乗り放題が楽しめます。観光で何度も乗り降りするなら、絶対にお得です。
トゥクトゥクは観光客価格になりがちで、実はタクシーより高いことも。でも、タイらしい体験として一度は乗ってみる価値があります。乗車前に必ず料金交渉をしましょう。
観光地の入場料・アクティビティ料金
観光地の入場料は、日本の観光施設と比べると意外とリーズナブルです。
王宮(ワット・プラケオ)の500バーツ(約2,100円)は一見高く感じますが、京都の二条城(1,000円)の約2倍。敷地の広さと見所の多さを考えると妥当な価格です。
ワット・ポーの200バーツ(約840円)は、日本の一般的な寺院拝観料と同程度。巨大な涅槃仏や本場のマッサージスクールもあり、コスパは抜群です。
アユタヤ遺跡ツアー(1,500〜2,500バーツ)は、日本の日帰りバスツアーの半額程度。往復送迎、ガイド、昼食付きでこの価格は破格です。世界遺産を効率的に回れるので、時間のない旅行者にはおすすめです。
タイ旅行3泊4日を安くする7つの節約術
ここからは、実践的な節約術を紹介します。これらを活用すれば、旅行費用を20〜30%削減することも可能です。
航空券を安く購入する方法(LCC活用・早期予約)
航空券は旅行費用の中で最も節約効果が大きい項目です。賢い購入方法を身につけましょう。
LCC(格安航空会社)の活用は基本中の基本。エアアジアなら頻繁にセールを実施し、片道1万円台の破格値も。スクートは機内持ち込み手荷物10kgまで無料で、短期旅行に最適です。ただし、遅延や欠航時の対応は自己責任となる点は理解しておきましょう。
早期予約の効果は絶大です。出発の90日前に予約すれば、直前予約と比べて30〜40%安くなることも。特に繁忙期は早期予約必須です。逆に、閑散期なら直前のセールで掘り出し物が見つかることもあります。
価格比較サイト(スカイスキャナー、エクスペディアなど)を活用し、複数の予約サイトを比較しましょう。同じ便でも、サイトによって数千円の差があることも。また、航空会社の公式サイトの方が安い場合もあるので、必ずチェックを。
ホテル代を節約するコツ(エリア選び・予約サイト活用)
宿泊費は工夫次第で大幅に節約できます。快適性を保ちながら、賢く費用を抑える方法を紹介します。
エリア選びが鍵です。スクンビット中心部は便利ですが高額。BTSオンヌット駅やMRTラチャダピセーク駅周辺なら、アクセス良好で料金は3〜4割安くなります。プラトゥーナム地区も穴場で、ショッピングにも便利です。
予約サイトの使い分けも重要。Agodaはアジアに強く、タイのホテルが豊富。Booking.comはキャンセル無料プランが多い。Hotels.comは10泊で1泊無料の特典あり。複数サイトで同じホテルを比較し、最安値を見つけましょう。
直前予約アプリ(HotelTonight)なら、当日予約で高級ホテルが半額になることも。ただし、繁忙期は在庫がないリスクもあるので、1泊目だけは事前予約しておくのが安全です。
食費を抑える賢い方法(屋台・フードコート活用)
タイの魅力である「食」を楽しみながら、上手に節約する方法があります。
安全な屋台の見分け方を知れば、格安で本場の味が楽しめます。地元客で賑わう店、回転の速い店、調理を目の前でする店を選びましょう。氷入りドリンクは避け、ボトル飲料を選ぶのが無難です。
ショッピングモールのフードコートは節約の味方。MBKセンターやターミナル21のフードコートなら、1食100〜150バーツで多彩な料理が楽しめます。エアコンも効いて快適で、衛生面も安心です。
朝食付きホテルの価値は大きいです。朝食なしと比べて1,000円高くても、ビュッフェ形式なら十分元が取れます。しっかり食べて、昼食を軽めにすれば、さらに節約になります。
交通費の節約術(1日乗車券・配車アプリ)
移動費は積み重なると大きな出費に。効率的な移動で、時間もお金も節約しましょう。
BTSの1日券(140バーツ)は、3回以上乗るなら確実にお得。観光地を効率的に回るなら、簡単に元が取れます。購入は各駅の窓口で、パスポートの提示が必要です。
Grabの割引クーポンを活用しましょう。初回利用で100バーツオフ、空港送迎で10%オフなど、お得なプロモーションが頻繁にあります。アプリ内の「プロモーション」をこまめにチェックしましょう。
徒歩圏内の観光ルートを組むのも賢い選択。王宮エリアの3大寺院は徒歩で回れますし、スクンビット通りのショッピングも歩いて楽しめます。1日1エリアに絞れば、交通費は最小限に抑えられます。
観光を安く楽しむ方法(無料スポット・割引チケット)
有料観光地だけでなく、無料で楽しめるスポットも活用しましょう。
- ルンピニー公園(朝の太極拳見学)
- チャトゥチャック市場(入場無料・見学だけでも楽しい)
- アジアティーク(入場無料のナイトマーケット)
- エラワン廟(参拝無料・願い事スポット)
割引チケットサイト(Klook、KKday)を活用すれば、正規料金より10〜20%安く購入できます。サファリワールドやシーライフ水族館など、高額な施設ほど割引額も大きくなります。事前購入で当日の列に並ばずに済むメリットも。
無料イベント情報は、タイ国政府観光庁のWebサイトやFacebookページでチェック。週末には各地で文化イベントやマーケットが開催され、タイの文化を無料で体験できます。
両替とクレジットカードの賢い使い方
為替手数料も積み重なると大きな差に。賢い両替方法を知っておきましょう。
両替は現地の両替所でするのが鉄則。空港の両替所はレートが悪いので、最小限(5,000円程度)に留めましょう。市内のスーパーリッチやVASUなどの有名両替所なら、銀行より良いレートで両替できます。
ATMキャッシングも選択肢の一つ。1回220バーツの手数料がかかりますが、レートは良好。ただし、1回の引き出し上限が20,000バーツなので、手数料を考えると大金を一度に引き出すのがお得です。
クレジットカードの使い分けも重要。大型商業施設やホテルではカード払いでポイントも貯まります。ただし、3%程度の手数料を取る店もあるので要確認。現金7:カード3くらいの比率がおすすめです。
旅行時期を選んで費用を抑える(安い時期・避けるべき時期)
時期選びは、旅行費用を大きく左右する重要な要素です。
閑散期(5〜9月)のメリットは絶大。航空券は繁忙期の半額、ホテルも30〜50%オフになることも。雨季ですが、1日中雨が降ることは稀で、スコール後は涼しくて過ごしやすいです。観光地も空いていて、ゆったり楽しめます。
繁忙期(11〜2月)は、涼しくて過ごしやすい反面、全ての価格が高騰します。特に年末年始は、通常の2〜3倍になることも。この時期に行くなら、早めの予約が必須です。
地域別!タイ旅行3泊4日の費用比較
タイ旅行と言っても、訪れる都市によって費用は大きく異なります。主要3都市の特徴と費用を比較してみましょう。
バンコク3泊4日の費用目安とモデルプラン
バンコクは、タイ旅行の定番中の定番。総額9〜12万円で、都市型観光が満喫できます。
バンコク3泊4日モデルプラン
到着&市内観光
午後着→ホテルチェックイン→アジアティークで夕食・ショッピング
王宮エリア観光
王宮→ワット・ポー→ワット・アルン→カオサン通りで夕食
ショッピング&マッサージ
チャトゥチャック市場→サイアムでショッピング→高級スパ体験
最終日
朝市散策→お土産購入→空港へ
バンコクの魅力は、観光・グルメ・ショッピング・マッサージが全て楽しめること。公共交通機関が発達しているので、移動費を抑えやすいのも特徴です。
プーケット3泊4日の費用目安とモデルプラン
プーケットは、ビーチリゾートを楽しみたい方に人気。総額11〜15万円と、バンコクより2〜3万円高くなります。
航空券は、バンコク経由が一般的で往復5〜7万円。直行便もありますが、本数が少なく高額です。ホテルは、パトンビーチ周辺の中級リゾートで1泊4,000〜6,000バーツが相場。ビーチフロントになると、さらに高額になります。
プーケットならではの費用として、アイランドホッピングツアー(3,000〜4,000バーツ)やマリンスポーツ(1,500〜3,000バーツ)があります。食事も観光地価格で、バンコクの1.5倍程度を見込んでおきましょう。
ただし、5〜10月のオフシーズンなら、ホテル代が半額近くになることも。波が高くて泳げない日もありますが、スパやグルメを楽しむなら十分満喫できます。
チェンマイ3泊4日の費用目安とモデルプラン
チェンマイは、タイ北部の古都。総額8〜10万円と、3都市の中で最もリーズナブルです。
航空券は、バンコク経由で往復4〜6万円。LCCのノックエアやエアアジアなら、さらに安く抑えられます。宿泊は、旧市街の中級ホテルで1泊1,500〜2,500バーツ。ブティックホテルも多く、コスパ抜群です。
チェンマイの魅力は、物価の安さ。ローカルレストランなら1食100バーツ以下、タクシーも初乗り30バーツと、バンコクより2〜3割安いです。象乗り体験(1,000〜1,500バーツ)や首長族の村訪問(300バーツ)など、北部ならではの体験も楽しめます。
チェンマイは「デジタルノマドの聖地」と呼ばれ、長期滞在者に大人気。1ヶ月滞在しても、東京の家賃より安く済むことも!
実際どうだった?タイ旅行3泊4日の費用実例
ここでは、実際にタイ旅行をした方々の費用実例を紹介します。リアルな体験談から、あなたの旅行プランのヒントを見つけてください。
節約重視!学生カップルの7万円タイ旅行
大学生カップルのAさん(22歳)とBさん(21歳)は、限られた予算で最大限楽しむ旅を実現しました。
学生カップル2人分の総額
LCC利用・ゲストハウス泊・屋台中心
費用内訳:航空券(スクート)3.8万円、宿泊(カオサン通りゲストハウス個室)1.2万円、食費8,000円、交通費5,000円、観光3,000円、その他6,000円。
節約の工夫:90日前に航空券を予約、朝食は7-11で済ませ、移動は路線バスも活用。王宮は高いので外から見学のみ、ワット・ポーとワット・アルンは入場。夕食は屋台を食べ歩き、1食100バーツ以内に抑えました。
満足度と反省点:「想像以上に楽しめた!屋台飯も美味しくて大満足。ただ、ケチりすぎてマッサージを我慢したのは後悔。次回は1回くらい贅沢したい」とのこと。
標準プラン!30代夫婦の10万円タイ旅行
会社員のCさん(35歳)とDさん(33歳)夫婦は、快適性とコスパのバランスを重視しました。
初めてのタイ旅行でしたが、10万円の予算で大満足の旅になりました。特にホテルのコスパが最高で、日本では考えられない価格で4つ星ホテルに泊まれました。
費用内訳:航空券(タイ国際航空)5.5万円、宿泊(スクンビットの4つ星ホテル)2.5万円、食費1.2万円、交通費6,000円、観光・アクティビティ8,000円、お土産6,000円。
コスパの良かった体験:BTSアソーク駅近くのホテルは立地最高。朝食ビュッフェも充実。ターミナル21のフードコートは安くて美味しく、何度も利用。ワット・ポーでのマッサージスクール体験(450バーツ/1時間)は、観光とマッサージが同時に楽しめて一石二鳥でした。
贅沢プラン!家族4人の15万円タイ旅行
Eさん家族(40代夫婦+小学生2人)は、子連れでも快適に過ごせる贅沢プランを選択しました。
費用内訳(1人あたり):航空券(JAL)6万円、宿泊(5つ星ホテル・2部屋)4万円、食費2万円、交通費1.5万円、観光・アクティビティ1万円、その他5,000円。
子連れならではの費用:空港送迎は事前予約の専用車(3,000バーツ)で楽々移動。子供向けアクティビティとして、サファリワールド(大人1,000バーツ、子供700バーツ)とシーライフ水族館(大人990バーツ、子供790バーツ)を選択。どちらも子供たちは大喜びでした。
快適さを重視した選択:移動は全てタクシーかGrab。暑い中で子供を連れて歩くより、快適さを優先。ホテルのプールで遊ぶ時間も確保し、無理のないスケジュールに。レストランも個室のある店を選び、周りを気にせず食事を楽しめました。
メリット
- 子供も大人も全員が楽しめた
- 体調を崩すことなく過ごせた
- 5つ星ホテルのサービスに感動
デメリット
- 予算は大幅オーバー
- ローカルな体験は少なめ
- 次回はもう少し節約したい
タイ旅行3泊4日の予算オーバーを防ぐ5つのコツ
楽しい旅行も、予算オーバーでは後味が悪くなってしまいます。計画的な予算管理で、安心して旅行を楽しみましょう。
事前に決めておくべき予算配分
旅行費用は、固定費と変動費に分けて管理するのがコツです。
固定費(航空券、ホテル、ツアー代など)は全体の60〜70%に設定。これらは事前に支払うので、現地での出費には含まれません。変動費(食事、交通、買い物など)は25〜30%、そして忘れてはいけないのが予備費10〜15%です。
例えば総予算10万円なら、固定費6〜7万円、変動費2.5〜3万円、予備費1〜1.5万円という配分になります。この予備費があることで、予想外の出費にも慌てずに対応できます。
現地で使う現金の目安(1日1,000バーツ)
現地での現金使用額は、1日1,000バーツ(約4,200円)を目安にしましょう。
内訳は、食事400バーツ(朝100+昼150+夜150)、交通費200バーツ、観光・アクティビティ300バーツ、その他100バーツ。もちろん、高級レストランで食事をしたり、マッサージを受けたりすれば、この金額を超えることもあります。
両替は、2日分ずつ(2,000バーツ)するのがおすすめ。全額を一度に両替すると、使いすぎの原因になりますし、盗難リスクも高まります。
予想外の出費に備える方法
タイ旅行でよくある予想外の出費を知っておけば、事前に対策できます。
・空港でのポーターチップ(20〜50バーツ)
・ホテルのベッドメイキングチップ(20バーツ/日)
・観光地での写真撮影料(20〜100バーツ)
・トイレ使用料(3〜5バーツ)
・急な雨でのタクシー利用
これらに対応するため、小額紙幣(20、50、100バーツ)を常に用意しておきましょう。また、クレジットカードは最低2枚持参し、利用限度額も事前に確認しておくと安心です。
クレジットカードが使えない場所と対策
タイでは、意外とクレジットカードが使えない場所が多いので注意が必要です。
カード不可の場所:屋台、市場、路線バス、トゥクトゥク、多くのマッサージ店、ローカルレストラン、小規模な土産物店など。基本的に、個人経営の小規模店舗では現金のみと考えておきましょう。
対策として、1日の行動計画を立てる際に、カード利用可能な場所を把握しておくこと。大型ショッピングモールやチェーン店では問題なく使えます。また、現金は分散して持ち歩き、メインの財布とは別に予備の現金を用意しておくと安心です。
チップ文化と相場を理解する
タイのチップ文化は、欧米ほど厳格ではありませんが、スマートに渡せると好印象です。
場面 | チップの目安 | 渡し方のコツ |
---|---|---|
ホテルのベッドメイキング | 20バーツ/日 | 枕元に置く |
ホテルのポーター | 20〜50バーツ | 荷物を運んでもらった後 |
マッサージ | 50〜100バーツ | 施術後に直接手渡し |
レストラン(サービス料なし) | 合計の5〜10% | お釣りの端数を残す |
タクシー | 端数切り上げ | お釣りを受け取らない |
チップは義務ではなく、良いサービスへの感謝の気持ちです。小額紙幣を常に用意しておき、スマートに渡せるようにしておきましょう。
まとめ
🌴 まとめ
タイ旅行3泊4日の費用について、詳しく解説してきました。重要なポイントを振り返りましょう。
- 総額の目安は1人9〜15万円で、旅行スタイルによって大きく変わる
- 航空券とホテルで全体の60〜70%を占めるため、この2つの節約が効果的
- 食費は1日1,000〜2,000円程度で、日本の1/3〜1/4の物価を楽しめる
- 閑散期(5〜9月)なら30%以上の節約も可能
- 現地では1日1,000バーツを目安に、予備費も含めて計画する
さあ、次はあなたの番です!この記事を参考に、まずは航空券の検索から始めてみませんか?早期予約なら、お得な価格で夢のタイ旅行が実現できます。素敵な旅になることを願っています!